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進学 Q&A
他大学、他専門の学部からの進学
- Q1 これまで、地球や地学に関して学んでいませんが?
- 心配無用です。地球科学的な内容を学ばずに来た先輩達が、いろいろな大学、学部から毎年入学しています。基礎からじっくり学部の講義で学ぶもよし、大学院の体系理解科目で幅広く地球環境科学を学ぶもよし、あなたの研究テーマや希望にあわせて学習計画を作ることができます。
また、入試では「一般入試」のほかに「自己推薦入試」があります。これは、専門科目にない分野での能力と意欲を自己推薦したい人向けに実施します。自己推薦入試は英語の筆記試験と口述試験で合否を判定します。この入試も是非活用してください。
- Q2 私は教育学部の学生ですが、大気水圏科学系でやっていけるでしょうか?
- Q1の回答のとおりで、大歓迎です。十分やっていけます。これまでも教育学部から進学し、専修免許を取得して卒業していった先輩がいます。また、社会人入学で高校の先生の職につきながら、在学されている方もおられます。
- Q3 他大学からの受験が不利になることは?
- 不利にも有利にもなりません。入試は公平に行われます。入学者選考にあたって、他大学から受験する積極性は大きなプラスとなります。また、試験での成績が悪くてもがっかりせずに、志望先の教員と連絡をとりながらしっかり勉強してください。英語などは、毎日少しずつでも、数ヵ月続けるだけでグンと伸びますよ。
- Q4 専門の試験って難しいの?
- 過去に出題された問題がWeb上で手に入りますから、参考にしてください。
Q1の回答にある自己推薦入試もあります。
- Q5 私は、文系の学部出身ですが、大気水圏科学系に進学できますか?
- Q1の回答のとおりで、進学することは可能です。その場合は「自己推薦入試」を受けられると良いでしょう。実際に、「自己推薦入試」を受けて進学し、学位を取得した先輩方は何人かいます。大気水圏科学系の研究に興味を持ち、やる気のある学生であれば、十分やっていけます。
Q1の回答にある自己推薦入試もあります。
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研究室選択
- Q6 志望先をはっきり決めていないのですが・・・
- 心配無用です。大気水圏科学系だけでも、様々な分野を様々なスタイルで追求している教員がいます。入試前の説明会や研究室訪問を通じて、自分自身のスタイルや問題意識と合致する教員・志望先を見つけてください。入試時点でもまだ決めかねていることもあるでしょう。その場合でも、もっともっとじっくり時間をかけて、いろんな教員・大学院生の先輩達と話し合ってみてください。
- Q7 プログラミングが得意なのですが、それを活かせる分野はありますか?
- 大気水圏科学系の中でも多くの分野が大量のデータ処理やシミュレーションを通じてコンピュータープログラミングに関わっています。あなたの特技は非常に有用な手法となり得ます。さらに、就職先へのアピールとしても大きなポイントとなるでしょう。
- Q8 数学が苦手ですが大丈夫ですか?
- 苦手を克服するには、少しずつの努力が大切と感じます。研究テーマによって必要とする知識とツールが異なりますから、志望先の教員や先輩がどんなテーマで研究していて、どのような知識やツールが必要なのか聞いてみてはいかがでしょう?
- Q9 指導教員には事前にどのようにコンタクトを取れば良いでしょうか?
- まずは、ホームページで教員のメールアドレスを確認し、メールでコンタクトを取って下さい。
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進学および進学者について
- Q10 秋学期から入学できますか?
- 博士後期、博士前期課程とも秋学期から入学できます。詳しくは【入試】(外部サイト)をご覧ください。
- Q11 どのようなことに興味がある学生が集まっていますか?
- 地球温暖化や気候変動、大気汚染や水質汚濁などの環境問題、天気や気象、台風や雪などの災害に興味がある学生や大気や海洋などの地球表層環境に惹かれている学生などが集まってきます。
- Q12 何県出身の人が多いですか?
- 基本的には全国から満遍なく学生が集まってきます。
- Q13 留学生は、何割くらいいますか? また、どこの国からが多いですが?
- 留学生の割合は、3割くらいです。中国を筆頭にアジア地域からの留学生が多いです。
- Q14 大気水圏科学系の男女比率を教えて下さい。
- 男子学生が7〜8割、女子学生が2〜3割です。
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カリキュラム、修士論文
- Q15 どのような講義が開講されているのでしょうか?
- こちら(外部サイト)を参照してください。
これ以外にも、地球惑星科学系や他専攻の講義を受講して、幅広く環境学を学ぶことが可能です。
- Q16 修士論文のテーマはどのように決めるのですか?
- 指導教員と相談して決めます。修士論文ガイドラインを参考にしてください。
ちなみに最近数年間の修士論文のタイトルはここを見てください。
- Q17 修士論文を書かないと卒業できないの?
- その通りです。修士論文を作成し、合格しなければなりません(修士論文ガイドライン)。そのために必要なカリキュラムが用意されています。指導教員による研究指導を受け、所定の講義及びセミナーの単位を取得することで体系的な知識を取得することで、修士論文を完成することができるでしょう。
- Q18 大気水圏科学系の学生は、どんな学位が取れますか?
- 大気水圏科学系で学んだ大学院生は修士(環境学)もしくは修士(理学)、および博士(環境学)もしくは博士(理学)の学位を取得することができます。
- Q19 専門外の講義を受講できますか?
- 受講できます。特に体系理解科目は専門外の学生が環境学研究科全体を俯瞰することができるように用意されていますので、他専攻の講義を受講することが推奨されています。
- Q20 英語を勉強したいが、英語で行う講義はありますか?
- 環境学研究科共通の体系理解科目の中にいくつか英語開講科目があります。また、専門科目の中には英語対応科目がいくつかあります。詳しくは、【教育プログラムの特色】をご覧ください。
ただし、英語開講科目または英語対応科目は、日本語のわからない留学生向けに設定されているものです。担当教員の多くは英語教育を専門とはしておりませんので、英語そのものの勉強にはならないと思われます。研究に必要な英語力の向上を目指すなら、自信の専門分野の論文をたくさん読み込むことが一番の近道です。また、英会話などの能力向上を目指すなら、学内で開講されている英会話に特化した授業を受講するか、学外の英会話専門学校なりを検討した方が良いでしょう。
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日常生活
- Q21 大学院の日常生活は講義とゼミが多いのですか?
- 指導教員の研究スタイルと、あなたの選ぶ研究テーマにもよりますが、修士1年生の期間には、基礎知識を得るためにも受講する講義数が多いと思います。セミナーの受講と参加は、修士論文の作成に直接役立ちますから、修士課程を通して受講することになります。研究内容によっては、野外調査や室内実験に多くの時間をかけることもあるでしょう。
- Q22 経済的に苦しいのでバイトはできますか?
- 可能です。
- Q23 家が遠いので車で通いたいのですが?
- 自動車による通学は,博士前期課程の学生は原則として認められません。博士後期課程の学生で希望する者に対しては,審査の上,通学距離等が一定の要件を満たすことが認定された者にのみ,定期入構・駐車許可証(ステッカー)及び有料の入構カードが発行されます。
- Q24 研究用のPCは支給されますか?
- これは研究室毎に異なります。数値シミュレーションを主に行う研究室の場合は支給される可能性はありますが、測定・分析が中心の研究室の場合は、個人で専有できるPCは少ないと思います。大半の学生は、各自でPCを用意しております。まずは、希望研究室の教員に問い合わせて下さい。
- Q25 仕事をしながら在学できますか?
- 社会人学生として入学が認められた方は、仕事をしながら在学しております。まずは、希望研究室の教員に問い合わせて下さい。
- Q26 学生寮はありますか?
- 本学の東山キャンパスから南へ約700mの位置に「国際嚶鳴館」があります。詳細は下記URLを参照ください。
ただし、入居可能な学生は、日本人の学部学生と外国人留学生となっており、日本人の大学院生については対象外となっています。
http://www.nagoya-u.ac.jp/academics/campus-life/housing/
- Q27 学校周辺の環境、家賃相場、アクセスの便利さを教えてください.
- アパート等の斡旋・紹介は,大学生協で取り扱っています。入居者は、キャンパス周辺に集中しており、部屋の設備は、バス・トイレ・キッチンを完備した物件が大半を占めています。
生協の調査による家賃は、月額5~6万円が8割近くであり、6万円以上が約1割、3~5万円が約1割といった状況です。
また、名古屋大学各キャンパスへのアクセスは下記URLを参照ください。東山キャンパスの場合,キャンパスの中央に地下鉄名城線「名古屋大学駅」があり、良好なアクセスとなっています。
http://www.nagoya-u.ac.jp/access/index.html
- Q28 経済的な支援がありますか? 奨学金はどの程度充実していますか?
- 入学料・授業料については、経済的困窮度に応じて、支払いの免除(全免または半免)を申請することができます。環境学研究科のH28年度実績としまして、入学料については、免除申請者のうち、全免0%、半免21%、また授業料については、免除申請者のうち、全免49%、半免39%となっています。奨学金については、日本学生支援機構の奨学金に申請することができます。環境学研究科のH28年度実績では、第一種(無利子)奨学金の採用率は前期課程、および後期課程について、それぞれ90%、100%となっております。また、日本学生支援機構の奨学金については、修了時に返還免除(全免または半免)を申請することが可能です(学位論文や課程在学中の実績等で免除の可否が判定されます)。その他、民間の財団・企業等による奨学金も随時募集があります。
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就職
- Q30 修士卒業後は就職希望ですが、就活の時間はとれますか?
- 研究テーマを考えるときに、その件について指導教員とよく相談する必要があります。近年の傾向では、12月~4月くらいまで、実験や観測の都合と、就活を両立することが難しいことが予想されます。その時期は、就活しながらも研究から遠ざかりすぎないように心がけてくださいね。
- Q31 卒業生の就職先を教えてください?
- こちら(外部サイト)をご覧ください。
- Q32 修士(環境学)の学位を持っていると何の役に立ちますか?
- 幅広く環境学について学んだ場合に修士(環境学)の学位が授与されます。幅広く学ぶ=専門の壁を越えやすいようにカリキュラムが工夫されています。様々な要因の絡み合う環境学を実感してこそ活かせる能力は、今後いろいろな局面で必要とされると確信しています。
- Q33 どのような就職支援がありますか?
- 研究科主催の就職セミナーなどがあります。
- Q34 ジャーナリスト関係に就職希望ですが、進学してメリットはありますか?
- もちろんメリットがあります。例えば、新聞・雑誌の中でも地球環境に関する話題をわかりやすく解説するためには、大気水圏科学系で学んだことが役立ちます。また、研究成果を広報する職業でも活躍できるでしょう。
- Q35 卒業後は、どのような分野の会社に就職できますか?
- 博士後期課程修了者は、専門性を活かして、大学や研究機関に就職される方が多いです。
博士前期課程修了者は、特に分野に制限は無いと思います。気象・海洋・環境・エネルギー系などの専門職に近い業種から製造・食品・営業など専門とは異なる業種まで幅広い分野の民間企業や公務員などに就職されております。
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その他
- Q36 気象予報士の資格を取りたいのですが?
- 大学院の講義には、気象予報士の試験にも役立つ内容のものもあります。
- Q37 他の大学や研究機関との交流は?
- 環境学研究科として、組織だった研究交流も計画されていますが、それ以外にも教員個人の繋がりで国内・国外、様々な研究交流があります。志望先教員に聞いてみてください。
- Q38 副指導教員って何?
- 主に研究指導を受ける主指導教員と、様々な角度から助言を得やすいように、副指導教員を置くことができます(置かなくてもかまいません)。あなたの研究テーマに関連して、主指導教員と相談して決めて下さい。
- Q39 将来は大気や水圏の科学の研究者を目指しています。
- 卒業生には、国立研究所の研究者や大学の教員として活躍している先輩が何人も居ます。切磋琢磨して希望に向かってください。
- Q40 頑張ればちゃんと卒業できますか?
- あなたの頑張りを後押しするために、我々が存在します。どんなバックグラウンドからの学科卒であれ、地球環境科学に感心をもち、探求したい心をお持ちであれば、必ず卒業できます。