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気候科学講座

近年の温室効果気体の増加に伴う地球温暖化は,現在最も深刻な地球環境問題となっています.
今後の温暖化・地球環境変動を予測するためには,地球気候の維持・変動のメカニズムの解明が不可欠です.当講座では,気候・地球環境変動に関わる様々な物理・化学・生物学的プロセスの理解,温室効果気体・オゾン・エアロゾルなどの大気組成変動および雪氷変動の解明・予測を目指し,基礎的・応用的な教育・研究を展開しています.

柴田 隆

  • SHIBATA Takashi
  • 教授
  • 大気科学・エアロゾル・雲・レーザーリモートセンシング

教育・研究内容

気候への影響が大きいけれども、不明な点が多いエアロゾルをライダー、衛星、気球などの遠隔的な手法を使って研究しています。現象が生じている現地で観測する、という方針で、現在は北極と熱帯を主なフィールドにしています。測定した結果を粒子の挙動を表す微物理数値モデルを使って再現し、観測結果を解釈しています。

西村 浩一

  • NISHIMURA Kouichi
  • 教授
  • 雪崩・吹雪・積雪・氷河・雪氷災害

教育・研究内容

雪氷に関わる様々な現象について,メカニズムの解明と気候変動に対するレスポンスを視野に研究を展開しています。主な研究テーマは,①南極氷床の積雪再配分量の研究,②複雑地形上の積雪深分布推定手法の開発,③ 雪崩ダイナミクスの実験・観測とモデルの開発,④雪氷複合災害の危険度評価手法の開発など。

藤田 耕史

  • FUJITA Koji
  • 教授
  • 氷河学・ヒマラヤ・南極・アイスコア

教育・研究内容

現地観測、衛星データ解析、数値モデリングなどの様々な手法を用い、アジアにおける氷河変動の把握とそのメカニズムに関する理解、氷河変動が海水準や地域水循環へ与える影響の解明を進めています。また、アジア高山域でのアイスコア掘削と古環境復元、南極内陸における水安定同位体に関する研究に取り組んでいます。

須藤 健悟

  • SUDO Kengo
  • 准教授
  • 大気化学・エアロゾル・化学気候モデリング

教育・研究内容

大気汚染から、オゾン層変動、気候変動・地球温暖化まで、グローバルな環境問題の定量的理解の向上、将来予測のための研究・教育(大気化学、気象学、気候学)を行っています。主として全球規模の数値シミュレーション(化学気候モデル)や衛星データ解析により大気環境・気候変動の研究を展開しています。

永尾 一平

  • NAGAO Ippei
  • 助教
  • 大気物理化学・海洋生物起源硫黄化合物

教育・研究内容

海洋生物起源の硫黄化合物の海水中と大気中の挙動、その大気中の酸化過程を経て生成される大気エアロゾル粒子や、酸化に関わるオゾンの挙動について、島や船を利用した観測を行っています。また、名古屋の都市大気環境にも興味を持ち、オゾンとその前駆物質の挙動や、伊勢湾と濃尾平野の海陸風の研究を行っています。

伊藤 昭彦

  • ITO Akihiko
  • 客員准教授
  • 生態系モデル・炭素循環・窒素循環

教育・研究内容

陸域生態系が地球の物質循環や気候システムに果たす役割を、主に数値シミュレーションで研究しています。とくに、大気と生態系の間の温室効果ガス交換や炭素・窒素循環を、生物地球化学的な視点から理解したいと考えています。