安定同位体比を用いて気候変動の実態とメカニズムを解明する研究をしています

  植村研究室では、過去の気候変動の実態を解明する研究を行っています。そのために、最も身近な物質である水分子が地球を循環する過程に注目し、水分子の酸素・水素安定同位体比を用いた様々なテーマに取り組んでいます。用いるのはアイスコアや鍾乳石等、過去の気温や水循環の情報を保存している貴重なサンプルです。これらを独自に開発した同位体分析手法で解析しています。気候変動の理解には様々なアプローチが必要なため、古気候学・同位体地球化学に加え、雪氷学、水文学、分析化学等の幅広い分野の研究に取り組んでいます。

 


 主な研究

 鍾乳石を使った研究

 

日本と東アジアの気候復元を目指した鍾乳石の研究。流体包有物に注目して進めています。

 

 


 


 

 

 アイスコアの研究


南極や北極のアイスコアを用いた気候変動の研究。安定同位体比をツールとして解析しています

 

 

 

 




 

 水蒸気・降水の同位体比の研究

 

 

 

 

 

水循環と同位体比変動プロセスの理解を目指した現在の水蒸気や降水の安定同位体比の観測。









その他の研究

  • リュウキュウマツのセルロース同位体比測定による高分解能古気候復元
  • 沖縄湧水中の硫酸イオンの起源推定